2025年モデルのカワサキ「Z650RS」がいよいよ発売されました。レトロ感と現代の技術を融合したこのモデルは、カワサキファンやバイク愛好家にとって待望の一台となっています。今回は、新しくラインナップに加わったカラーリング、エンブレムの変更、価格の改定、そしておすすめポイントについて詳しく解説していきます。
Z650RSとは?モデルの背景と魅力
「Z650RS」は、カワサキが誇るネオクラシックスタイルのバイクです。往年の名車「Z650」からインスピレーションを受け、1970年代のクラシカルなデザインを現代のテクノロジーで蘇らせた一台と言えます。特徴的な丸型ヘッドライトや砲弾型メーター、タンクの形状など、ノスタルジックなデザインが随所に採用されており、長年のバイクファンにも馴染み深いスタイルが感じられるでしょう。
一方で、エンジンやサスペンションなどの技術は現代の最新スペックが詰め込まれているため、見た目はレトロながらも、走行性能は安心感があり扱いやすいです。初めての大型バイクとしても選びやすく、ビギナーからベテランまで幅広いライダー層に愛されるモデルとなっています。
新しくなった2025年モデルのカラーリング
2025年モデルの「Z650RS」は、新たに2種類のカラーバリエーションが用意されています。まず一つは「エボニー(グリーン/ブラック)」で、もう一つが「エボニー(ブラック/ゴールドストライプ)」です。この2色は、それぞれ異なる雰囲気を持ち、バイク自体の表情を変えてくれます。
エボニー(グリーン/ブラック)
エボニー(グリーン/ブラック)は、深みのあるグリーンが特徴で、どこかレトロ感を感じさせる一色です。緑と黒の組み合わせがバイクの存在感を強調しつつ、落ち着いた雰囲気を醸し出します。街乗りだけでなく、ツーリングや長距離移動にも映えるカラーと言えるでしょう。
エボニー(ブラック/ゴールドストライプ)
もう一方のエボニー(ブラック/ゴールドストライプ)は、シックな黒にゴールドのラインが入った配色です。こちらはシンプルなカラーながらも上品さが加わり、乗る人の品格を高めるスタイリッシュなデザインです。シンプルで落ち着いたカラーが好きな人におすすめの一色となっています。
燃料タンクに新エンブレム採用
新型「Z650RS」のもう一つの特徴として、燃料タンクに施されたエンブレムの変更があります。2025年モデルでは「ヘリテージロゴ」が採用され、クラシカルな印象がさらに強調されました。このエンブレムは、Zシリーズの歴史を感じさせる意匠となっており、細部にこだわるカワサキのクラフトマンシップが伝わってきます。ライダーにとって、愛車の一部として思い入れが深まるデザインと言えるでしょう。
エンジンと性能:日常使いにも最適なパワー
「Z650RS」は、649ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載しており、最大68PSの出力を誇ります。力強い加速性能と軽快なハンドリングを兼ね備えており、街中の走行からワインディングロードでのスムーズな走りまで、多様なシーンで活躍するバイクです。
エンジン自体は過去のモデルから改良が重ねられており、燃費性能や排出ガスの低減にも配慮されています。WMTCモード値で23.6km/Lという燃費性能があるため、ガソリンスタンドに頻繁に立ち寄らなくても良く、ツーリングに出かけた時も安心です。
安心のKTRC搭載
また、カワサキ独自のトラクションコントロールシステム「KTRC」が搭載されているのも大きな魅力です。KTRCは、路面の状況や天候に応じてタイヤのスリップを防いでくれる機能で、安全な走行をサポートします。特に雨天時や滑りやすい路面での走行においても、安定感があり、ライダーが安心してバイクに集中できる環境が整っています。
乗り心地の工夫:シートの高さと足つきの良さ
このモデルは、シート高が800mmと設定されており、日本人ライダーの体型に配慮された設計です。座った時に自然と足が地面に届きやすく、初めての大型バイクでも安心して乗れる仕様になっています。重量は188kgで、扱いやすい軽量なボディが特徴です。車体の重さを感じさせない取り回しの良さがあり、街乗りでもツーリングでも快適に走行ができます。
さらに、シート自体もスリムで低めに設定されており、長時間のライディングでも疲れにくいデザインです。テールカウルまでスッキリとしたデザインにまとめられており、旧モデルのクラシカルな雰囲気が継承されつつも、快適なライディング姿勢を提供してくれます。
タイヤとブレーキの構造で安心な操作感
前後のタイヤには17インチのホイールが採用されており、安定感のある乗り心地を実現しています。前輪には120/70ZR17、後輪には160/60ZR17のタイヤが装着され、ワインディングロードやカーブの多い道でもしっかりとグリップしてくれます。
また、ブレーキには前方にダブルディスク、後方にシングルディスクのブレーキが採用され、必要な時にしっかりと制動力を発揮。大型バイク初心者でもブレーキ操作に自信を持てるでしょう。
新型の価格:さらに手に届きやすく
2025年モデルの「Z650RS」は、価格が税込み107万8000円となっています。昨年モデルから若干の価格改定が行われましたが、それに見合った進化が盛り込まれているため、ライダーにとってコストパフォーマンスの良い選択肢です。大型バイクの中でも比較的手が届きやすい価格帯で、かつ、こだわりのあるカワサキブランドを楽しめる点で非常に魅力的と言えます。
Z650RS 2025年モデルのおすすめポイントまとめ
ここまでで紹介してきた「Z650RS」2025年モデルのおすすめポイントを、いくつか簡潔にまとめてみましょう。
- 新色のカラーバリエーション
- グリーン/ブラックとブラック/ゴールドストライプの2色が登場。各色が持つ独特の個性と、レトロ感のあるデザインが魅力的。
- ヘリテージロゴのエンブレム
- 燃料タンクに施された新しいエンブレムが、往年のZシリーズのアイコニックなスタイルを感じさせる。
- 快適な乗り心地
- 800mmのシート高で足つきが良く、初心者でも扱いやすい軽量ボディ。長距離ツーリングでも疲れにくい設計がポイント。
- KTRCトラクションコントロール搭載
- 様々な路面や天候に対応できるトラクションコントロールが搭載され、安心して楽しめる。
- コストパフォーマンス
- 税込107万8000円で、カワサキの伝統と最新技術が楽しめる点が特徴的。大型バイクの中でも手に届きやすい価格帯で、初めての大型バイクとしてもおすすめ。
まとめ
カワサキ「Z650RS」2025年モデルは、レトロ感あふれるデザインと最新のテクノロジーが見事に融合したバイクです。新色とエンブレムの変更により、さらにクラシカルでありながらモダンな魅力が増しています。扱いやすいエンジン性能や、優れた燃費も日常の使い勝手を重視するライダーにとって大きな魅力です。
初めての大型バイクとしても選びやすく、街乗りから長距離ツーリングまで幅広く活躍してくれるでしょう。