バイク乗りが少しずつまた増えている日本
1980年代バイクブームには免許を取る時まずバイクの免許を取得するという男子が多かったのですが、その後バイク人気は陰りを見せていたのです。
しかし現代、リターンライダー、つまり80年代若者だった年齢の方々が、経済力をつけた今だからこそ買える、当時乗りたかったバイクに乗り仲間とのツーリングを楽しむ人が多くなり人気が少し回復しています。
しかし人口100当たりの二輪者保有台数見ると日本は9.5台、これが最も多いといわれている台湾になると65.3台、かなりの違いがあります。
日本にはカワサキ、ヤマハ、ホンダ、スズキという世界屈指のバイクメーカーがあるのに、バイク乗りにやさしくない国ともいわれている状態です。
駐車禁止もそうですし、免許制度や規制もそう、バイクを楽しむ人が息苦しい国ともいえます。
EU諸国はバイク保有台数が安定している
スクーター発祥の地といわれるイタリアではバイクに理解がある国ともいわれ、100人当たりのバイク保有台数は14.2台、しかし意外なことにスイスも安定したバイク保有を誇ります。
スイスというと環境先進国で排気ガスなども問題もあり、バイクに理解があると思えない?という人も多いのですが、自転車はもとよりバイク文化を持っているのです。
日本でもツーリングで行きたいといえば北海道があげられますが、北海道の売りは雄大な景色、スイスも同じように絶景を見ながらバイクを楽しむことができます。
美しい景色を見ながら走ることができる事、道が整備されているところがスイスでバイク定着の要因となっているようです。
アメリカはバイクが定着していない?
どんなバイクに乗りたい?といえば、よく出てくるのがハーレー、そう、アメリカのバイクです。
しかしこの大人気の車種を生み出したアメリカなのに、100人当たりの保有台数はたった2.6台となっています。
また有名なレーサーが多くレース好きな国民性を持っているイギリスでも、100人当たりの保有台数は2.3台とバイク保有がびっくりするくらいに少ないのです。
バイクよりもアメリカは最近環境問題について考える人も多く、また交通渋滞なども都市部で問題となっているので、自転車の利用が多くなっているといわれています。
ハーレーを生んだ国がこういう状態というのもなんだかさみしいことです。
東南アジア諸国はバイク先進国となっている
台湾、またインドネシアなどに旅行へ行ったことがある人は見たことがあると思いますが、とにかくバイクに乗っている人が多い、特に通勤時間ともなるとバイクの波と思うくらい迫力のある風景を見ます。
バイクは完全に生活に密着している状態で、通勤の際、二人乗りでさっそうと走っていくご夫婦などもよく見かけるのです。
子どもを数人バイクにのせて走っているママたちも多い、かなり交通規則が緩い国ともいえます。
バイク先進国となっているアジア諸国は、交通規則自体が緩いということもありますが、バイクが生活必需品となっているようです。